ロザリオのソナタ全曲演奏会 〜初日〜
今年も残すことろあと三日です。皆さんはどんな年の瀬を送っていらっしゃいますか?私は、このコンサートのお手伝いをしています。音楽教室の役目は、いい音楽を聴いて、「これは美しい」って感じて感動できる生徒たちを育てて、演奏会に出向かせるまでが仕事だと思っています。大好きなウィーン在住の有名ブロガーはっぱさんが、
私は芸術を作る力はないけれど、芸術を楽しむ力はある(はずと信じたい、カネはあまりないが) で、芸術を楽しむ観衆がいなければ芸術は成り立たない(はずと信じたい)だから私もゲイジュツの発展には一役買っている・・・はずだと信じたい(爆笑)@happachan0810
と昨日素敵なツイートしていらして、もう本当にその通り!って思いました。ウィーンに住んでいなくても、東京でも選べば素晴らしいコンサートがたくさんあります。ぜひ生徒たちにも楽しむ力を育てたいです。
最近演奏会に行くときは、「私これいきま〜す」ってツイートすると、そのツイートを見て生徒がそのコンサートに来てるという感じで、どこに行っても生徒と会います。(笑)昨日も会社帰りにもかかわらず、沢山の生徒が来てくれていて、とても嬉しかったです。
その他、文教大学の弦楽部の学生さんも、大勢で来ていらして、こういう古い音楽に興味がある学生さんが多いんだなあと感動しました。来年の定期演奏会はぜひ聴きにうかがいたいです。良ければ、早めに予定を教えてください!!毎年古くていい曲を演奏なさってるそうです。Facebookはこちら。
そして、遠く東北から高校生の男の子が一人で聴きに来てくれていました。Facebookの力ってすごいですね。どこかで広告を見てくれて、これはぜひ聴いてみたいって思ったんでしょうね。本当に音楽が好きなんだなあ。地方の学生さんの方が、こういう気持ちが強のかもしれませんね。いつも近くでいいものが来てると、都会では、そのありがたみがわからないのかも。私も地方出身ですが、つい東京の便利さにどっぷりハマっていて、都心のホールじゃないと、ちょっと遠いかなあなんてつい思っちゃうんですが、この若いときの情熱をもう一回取り戻したいです!
さて、初日1番から8番まで演奏が進みました。私は長崎出身で、小学校のお友達にはたくさんのクリスチャンがいましたが、私自身の本家は、大村藩藩主菩提寺と同じ菩提寺なので、まったくキリスト教には暗いのですが、キリストの受難の場面を神父様がお読みになり、バロックバイオリニスト阿部千春さんが、こういう解釈で演奏しますといって演奏なさるのがリンクして、本当に感動的な2時間ちょっとでした。
初日あけたので書きますと、なんと私の楽器も使ってくださっています。調弦が変則調弦なので、楽器を4台ご準備なさったのですが、その中の一台が私のです。なんといいますか、我が子を見守る気持ちです。我が子いないけど(笑)他の楽器も素晴らしい音色なんですが、私のも素晴らしい音で鳴ってるんです。かつてないくらい。もうどうしましょう。鳴らす人が違うとこうも違うのかという嬉しい気持ちと、楽器にごめんねという気持ちが入り混じっています。楽器に興味がある方は、ぜひこの楽器の違いにも注目してお楽しみください。ちなみに、何番で登場するか聞かされていませんでしたが、どの子が我が子かわかりました。
テオルボとオルガンもすばらしいです。テオルボってあんなに深い音がするんですね。オルガンも色んな音色が楽しめて、豪華なコンサートです。
本日は、こちらになります。いよいよイエス様が十字架を背負って、その後復活します。お話はいよいよクライマックスに突入します。
ソナタ第9番「十字架を背負うイエス」
ソナタ第10番「イエスのはりつけと死」
ソナタ第11番「復活」
ソナタ第12番「昇天」
ソナタ第13番「聖霊降臨」
ソナタ第14番「聖母マリアの被昇天」
ソナタ第15番「聖母マリアの戴冠」
パッサカリア ト短調
ああああ、パッサカリアですよ!皆様!もう想像しただけでドキドキします。当日券ありますので、是非お出かけください。今日は昨日より暖かいみたいです。詳細はこちら。